2019/2/05

【事例インタビュー】VRサービスを「ワンストップ」で手掛けるハコスコへの出資で、サービスを加速。先進のVR技術を取り入れた新たなビジネス展開~KDDI株式会社~

 

auブランドのモバイル通信やブロードバンドインターネットサービスを手がけられている株式会社KDDI様。近年ではライフデザイン事業を多数手がけられており、VRサービスもその一つになります。今回は株式会社KDDI様でVR事業を手がけられている北崎修央様と唐戸佑輔様に、同社がハコスコを利用して手がけたVRサービスについて、お話しをお伺いいたしました。

 

KDDI株式会社 ライフデザイン事業企画本部 ビジネスインキュベーション推進部 次世代ビジネス推進グループのマネージャー 北崎 修央 様(左)と、課長補佐 唐戸 佑輔 様

 

当社とのシナジー効果を期待してVRサービスを手掛けるハコスコさんを選びました!

 

――KDDI様では数多くのVRサービスを提供していますね。

北崎:はい。しかし3年程前まで、当事業部ではARアプリなどでARに対する経験値は蓄積していたものの、VRに対する経験値は不足していました。そこでハコスコさんに注目。2016年5月に出資をさせていただいてから、VRサービスの提供を本格的にスタートさせています。

 

――ハコスコを選ばれた理由はなんでしょう?

北崎:2016年当時、VRというカテゴリにおいて国内で成功している企業はあまり多くはありませんでした。その点、ハコスコさんはVRゴーグルの販売やVRコンテンツの配信など、VRサービスをすべて網羅しており、ビジネス的にも成功していました。そこで当社とのシナジー効果も期待してハコスコさんを選んだわけです。

 

――KDDI様にとっての初めてVRプロモーションは?

北崎:2016年12月にリリースした「樂吉左衞門館 茶室VR」ですね。これは当時、NHKと共同で企画した、450年の伝統を持つ樂焼・樂家15代当主「樂吉左衞門氏」の展覧会のプロモーションとして手がけたものです。このプロモーションでは、茶室空間をバーチャルツアーで体験できるVRコンテンツの制作・配信とオリジナルハコスコを販売していまして、樂吉左衞門氏が手がけた貴重な茶室(滋賀・佐川美術館館内の樂吉左衞門館に併設されている茶室)を撮影してコンテンツ化しました。

そのVRコンテンツには、当時はまだ斬新だった部屋をまたいで視点を移動できる仕組みを導入しており、普段はめったに見ることができない茶室の中を「360度VRツアーとして体験できる」ということから話題となりました。

樂吉左衞門氏自身がデザインのディレクションを行ったオリジナルハコスコ

 

ハコスコのVR配信サービスについてもっと知る

 

――映画『3月のライオン』のオリジナルハコスコも手がけられていますね。

北崎:映画の公開に合わせ、プロモーション用としてオリジナルハコスコを制作しました。このオリジナルハコスコは、J:COM(ジェイコム)ショップやauショップの店頭でプロモーションとして、新規契約者に向けて無料配布していたのものです。主人公・桐山零を演じる神木隆之介さんが出演していることもあり、大きな人気を呼びました。

『3月のライオン』聖地巡礼VR動画

 

――初音ミクのハコスコは売れ行きが良かったそうですね。

北崎:「さっぽろ雪まつり」の開催と同時期(2月)に行われるフェスティバル「雪ミク(初音ミク)」で、VRコンテンツ付きのオリジナルハコスコ「VR映像つきハコスコ(雪ミク2018Ver.)」を2018年2月に発売したものです。このオリジナルハコスコは期間限定で発売したのですが、1000個制作してほぼ完売しています。

 

オリジナルハコスコ「VR映像つきハコスコ(雪ミク2018Ver.)」

 

――最近聞かれているお客様からの声は?

唐戸:2018年から登場した折りたたみ式のシリコン製VRゴーグル「ハコスコ・コンパクト」は、「商品自体の使い勝手が向上しているだけでなく、販促物として見栄えがする」というような評価をいただいています。

ハコスコ・コンパクトの筐体

 

――今後の展開について教えてください。

北崎:2018年7月に、「海外ウェディングの360度パノラマ映像をライブ配信し、参列者は遠隔(日本)から参加する」という実証実験をハコスコのVRライブ配信サービス「ハコスコLIVE」で行いました。チャレンジングな試みではありますが大きな手応えを感じたので、2019年春以降には商用化していこうと考えています。

唐戸:ハコスコさんはVRの次を行くSR(Substitutional Reality/代替現実感)にも注力しているなど、技術的にも先進性のある企業です。SRはこれから商用化されていく技術ですので、ハコスコさんと当社とでパートナーを組んでいくことで、これからも、誰も見たことがない新しい企画やサービスが展開できるといいなと思っています。

 

――ありがとうございました。

 

 

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